宇宙鉄人キョーダイン 大井埠頭

宇宙鉄人キョーダインOP 

宇宙鉄人キョーダインのOP 、EDともに大井埠頭を広く利用して撮影されており、ダダロイドとのアクションシーンや、乗り物の走行シーンは大井北埠頭橋を中心に撮影されています。

赤白の塔は大井火力発電所の煙突で、現在は白塗装されています。画面右端には大井北埠頭歩道橋、番組画像ではさらに歩道橋奥に船の科学館の一部が確認出来ます。

この画像の歩道橋の下に見える建物は首都高速湾岸線の大井出入口の換気所。


ゴンベスの後ろの歩道橋も大井北埠頭歩道橋です。


上の写真でゴンベスがいる所と同じ所です。赤いアーチは南品川と大井埠頭の間に流れる京浜運河を渡る水管橋です。

タンクーダの背後にも船の科学館が見えます。取材写真で海のすぐ側にコンテナが並んでいる辺りで撮影したのではないかと思います。


大井コンテナ埠頭もいつか見学してみたいものです。

宇宙鉄人キョーダインED

グランカーが走行しているのは大井北埠頭橋の側道だと思うのですが、ここぞと言う所を見つけられませんでした。


大井北埠頭橋の登頂部から大井火力発電所の煙突が見えるカットがありました。


ED冒頭のカットも大井北埠頭橋かと思っていましたがどうしても一致せず、周辺を探しまわりました。取材時には架け替えによる撤去作業中だった若潮橋ではないかという考えに至りました。

都道316号線、品川埠頭と大井埠頭の間にかかる若潮橋。画面左のトラス橋は東海道新幹線のものです。


スカイゼルの遥か後方に見える細い構造物が、水管橋では無かろうかということから、今回の考えに至りました。取材時にはすでに新しい若潮橋ができており、今では旧・若潮橋の撤去も終わっているのではないでしょうか。


放映日
1976年4月2日 〜　1977年3月11日

取材日

2013年7月7日
2013年10月3日

仮面ライダー 草津取材不明分の考察

第46話「対決!! 雪山怪人ベアーコンガー」

ベアーコンガーとの初戦で仮面ライダーが登場してからの雪景色と、物語のクライマックスであるスノーモビル戦の場所がまったく分かりませんでした。草津国際スキー場はスノーモビルの乗り入れは禁止とのことで何処か他の場所であることは間違い無さそうです。今回の取材では下調べの様になってしまいましたが、考察をまとめてみました。

ベアーコンガー初戦、木立からホテルビレッジの敷地内の「森のスキー場」が似ていると感じましたが、番組の他のカットを見ると見晴らしが良いので、草津国際スキー場や後述のスノーモビル戦を撮影した場所の線も濃そうです。ホテルビレッジのリフトは1983年の設置だそうです。

ベアーコンガー初戦、ゲレンデ設備があるので何処かのスキーコースのようです。取材写真は天狗山ゲレンデのシャクナゲコースを少し上った所で撮影しました。奥の山並みを見るともっと標高が低い所が当てはまりそうです。

スノーモビル戦場の背景に写る見事な山々は左から本白根山〜青葉山〜白根山。ホテルビレッジの正面玄関越しから近い感じで山を見通すことができました。


スノーモビルの後ろの山は御成山でしょうか？



後ろの山脈右端に白砂山。取材写真は天狗山ゲレンデから撮影しました。


番組画像には赤い旗がたっているので単なる雪原では無さそうです。後ろに白砂山。これも天狗山ゲレンデからの撮影です。

正面の山並みの近い所を探しました。これも天狗山ゲレンデからです。

画面奥のひと際巨大な建物は草津グランドホテル。これも天狗山ゲレンデから撮影しました。


両方の写真を見比べると番組中の草津グランドホテルはほぼ正面から撮られており、取材写真より標高は低く、もう少し北東側のように思えます。以上のことから草津高原ゴルフ場のある谷沢原が当てはまるのではないかと考えています。

番組で使用されているスノーモビルには「仮面ライダーロケ地大画報」のyart先生さんの調査に寄ると中沢ヴィレッジのロゴがあるとのことです。(講談社の特写スチルで確認しました。有り難うございます。)ホテルビレッジの中庭にスノーモビルが一台置いてありました。

ホテルヴィレッジではごく最近までスノーラフティングで中庭をスノーモビルが走っていたそうです。撮影当時は新しい屋内プールのあるテルメテルメが無かったため中庭はもっと広く見晴らしがよかったかもしれません。この周辺で撮影された線での検証もおこないたいと思っています。

と言う訳で草津のロケ地巡りは、草津国際スキー場まで無料送迎バスでわずか5分。雪山行脚で冷えた体をゆっくり温泉で暖めることのできるホテルヴィレッジの滞在がおすすめです。

放映日
1972年2月12日

取材日
2014年1月30日〜2月3日

仮面ライダー 草津国際スキー場 その２

第46話「対決!! 雪山怪人ベアーコンガー」

草津国際スキー場、青葉山ゲレンデ以外の何となくですが場所が分かった所も掲載します。前回と同じく草津国際スキー場の「天狗山ゲレンデ」と、もうひとつはホテルビレッジの敷地内にあるプライベートゲレンデ「森のスキー場」です。

五郎と別れるタダシくん。ホテルヴィレッジで撮影されている場面は雪が降っている場面が多く、正確な場所は分かりませんが木立からもホテルの敷地内だと思います。


ベアーコンガーとの初戦、一文字がベアーコンガーの猛攻から逃れるカットまではホテルの敷地内だと思いますが、この場面では雪は降っていません。


ホテルの敷地内の植生はヒノキに白樺の混ざる雑木林。地表に生えている低木はシャクナゲ。この辺りは大体このような雰囲気です。


ベアーコンガーが一文字を追うカットからは草津国際スキー場の「天狗山ゲレンデ」に変わります。ホテルヴィレッジのカットと比較すると植生は同じようなものですが、積雪量が異なります。


ベアコンガーの攻撃で一文字が転がり落ちる場所は、天狗山クアッドリフトの隣にあるソリ場の南側のエッジだと思います。

スキー場の隣の山の稜線が一致します。


画面奥に国道292号線。取材写真には国道の手前に天狗山第1駐車場が写っていますが、番組画像で見る限り駐車場はまだ無かったようです。


一文字を蹴散らす強敵ベアーコンガー。正確には何処か分かりませんでしたが、氷谷コースというスノーシューコースの入り口辺りで何枚か撮影しました。この先はスキー場外になります。撮影スタッフがこの奥に進む理由も無いでしょう。


ソリ場の少し高い所から南側を撮影しました。一文字が転がり落ちたと思われる斜面はかなり急です。その斜面の奥が天狗山クアッドリフト。その向こうに氷谷コースの入り口があり、場外に天狗山第1駐車場、国道292号線が見渡せます。その奥は草津温泉街の屋並。


アングルは異なりますがソリ場から北側の光景、天狗山の山頂まで行くペアTパラリフトです。


ホテルビレッジの敷地内は言うまでもなく、草津国際スキー場はホテルからクルマで5分ほど。青葉山ゲレンデ、天狗山ゲレンデともに駐車場が有りアクセスが楽と言う点で撮影に適していたのだろうと思います。


放映日
1972年2月12日

取材日
2014年1月30日〜2月3日