2012年1月29日日曜日

仮面ライダー 荒川中川橋梁

第90話 「恐怖のペット作戦 ライダーS・O・S!

ネズミにケーブルをかじられ、動かなくなった電車の調査に、本郷と滝が向かった先が、荒川・中川の下流域に架かる、東京地下鉄東西線の鉄道橋、荒川中川橋梁でした。

現在は荒川中川橋梁の下流側に並行して、清砂大橋が架かっています。対岸は江戸川区です。


丁度、堤防道の荒川中川橋梁の下をくぐろうという所です。背景に見える橋は1963年に完成した葛西橋。


堤防が少し高くなっているのが分かります。対岸の印象は、高速中央環状線の有無が最も異なります。


荒川中川橋梁自体はあまり変わりません。


ゲルショッカーとの川縁での戦闘場面は、概ね荒川中川橋梁の少し下流側、清砂大橋の真下辺りになるのではないかと思います。


現在は荒川・砂町水辺公園として、芝生等で開放的な雰囲気に整備されています。この場面で番組の映像に写っている鉄塔は江東線90号だけです。


川中川橋梁の麓あたりから下流側を望んだ景色です。荒川下流に架かっている橋は、荒川湾岸橋。


当時河川敷は広範囲にわたってコンクリートで護岸され、波消ブロックも置かれていました。


現在、波消ブロックは全て撤去されています。番組に映る場所とは異なると思いますが、護岸壁は荒川中川橋梁の周辺のみ、一部残されています。


本郷の背景の対岸には建物等は何も無く、荒川の浅瀬に送電鉄塔だけがあります。この鉄塔は江東線89号で、水色に塗られた美しい鉄塔です。


今回は、周辺は大きく雰囲気が変わっている中、撮影地にあたる場所は比較的、撮影時の雰囲気が強く残されているように思います。


改造ネズコンドルが現れてから、本郷とともにジャンプした後の戦闘シーンは、東京都水道局江東給水所の施設だと思いますが、完全にリニューアルされてました。

引き続き、荒川の様子をお届けしたいと思います。

放映日
1972年12月16日

取材日
2012年1月3日
2012年1月9日

2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見しております。そして
    ロケ地巡りご苦労様です。私の場合、昭和
    ライダーのファンで1号、2号は当時、
    小学1年生だった私には見ごたえがありま
    した。また大人への憧れ本郷への憧れかな
    色々な想いで視聴していたと思います。
    あの頃はよかった古き良き時代、昭和
    戻れるなら戻りたい。新鮮な空気、まだ
    ビルなども少なく赤い土、木々が多かった
    時代、毎日、楽しくてウキウキしていた時代
    へ帰りたいものです。
    ところでyart先生さんのロケ地大画報の
    ほうが去年の11月から更新がないのですが
    どうしているのでしょうか。

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  2. コメントありがとうございます。

    自分は、仮面ライダーをみていた頃は幼稚園児でした。
    あの頃は、祖母も父も母もみんな元気で、ありがたくも自分も大切に育てられ、戻れるものならとは思いますが、
    それは叶わぬ夢なのでしょう。

    yart先生さんは著しく忙しそうですが、
    取材も精力的に続けられているご様子、ご安心ください。

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