2009年2月26日木曜日

仮面ライダー 南山スポーツ広場

最近まで三多摩地区随一の運動広場として多くの人々に親しまれて来た南山スポーツ広場も2008年11月30日を持って閉鎖となりました。

スタッフの間では、当時の管理会社名から三栄土木と呼ばれていた崖地で、現在は稲城南山の西側の麓、稲城駅側がスポーツ広場となっています。

仮面ライダーでは数々の決戦シーンや雑誌社向け撮影会にも使用され、シリーズの世界観の象徴と行っても過言ではない定番ロケ地です。


仮面ライダーストロンガー OP

第32話から使用されているOPの後半部。崖が最も印象的に見えるアングルだと思います。

仮面ライダーストロンガー
 第38話「出現! ライダー1号2号!!」

ジェネラルシャドウとストロンガーの最終決戦。
撮影当時の崖下一帯は大小の起伏があったようですが、現在は平地です。

仮面ライダー
第80話 ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!


ゲルショッカーのオートバイ部隊と激突。
崖の中腹や直下での撮影が多かったようですが、現在は薮があり近づけません。

仮面ライダーストロンガー ED

これも第32話から使用されているEDです。
崖の突端から右側を移しましたが、矢野口側かもしれません。

仮面ライダーストロンガー
 ED

崖の突端を矢野口側に少し回り込んだ所だとおもいます。やはり崖下までは近寄れませんが、この一体は梨園になっています。

仮面ライダーストロンガー 第37話「ライダー捕らわる! デルザー万才!!」

磁石団長の磁力に引き寄せられる幼稚園バスの行く手に姿を現す巨大な崖。
遠くに見える鉄塔は、よみうりランドにあった人口スキー場のジャンプ台
の名残だそうです。

仮面ライダーストロンガーの第34、37話をみると、この崖の直下に、巨大な水たまりが写っています。二号ライダーの特写スチールに見られる水たまりとは違うかもしれませんが、サッカー場の奥にはかなり巨大な水たまりがあったようです。


仮面ライダー
第84話「危うしライダー! イソギンジャガーの地獄罠」


イソギンジャガーの車を追うライダー。
ここでもよみうりランドの鉄塔が確認できます。

仮面ライダーストロンガー
 第37話「ライダー捕らわる! デルザー万才!!」

暴走する幼稚園のバスを追う茂と藤兵衛。
アングルは一致していませんが、スポーツ広場から百村〜稲城駅側の景色です。この広場は野球場です。


仮面ライダーでは崖の全景が映るカットがない為、撮影現場はほとんど特定することができませんでした。


夏場はかなり印象が異なります。この景観がなくなってしまうのは残念でなりません。

稲城南山まとめ


放映日

仮面ライダー
1972年10月7日 第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
1972年11月4日 第84話「危うしライダー! イソギンジャガーの地獄罠」

仮面ライダーストロンガー
1975年12月13日 第37話「ライダー捕らわる! デルザー万才!!」
1975年12月20日 第38話「出現! ライダー1号2号!!」

取材日
2007年4月30日
2008年1月27日
2009年2月07日

2009年2月14日土曜日

光の戦士 ダイヤモンド・アイ 京王プラザ

第8話「黒幕を追え!」

ライコウが週間ジャパンの編集長に電話をかけた所は、
京王プラザの中央通り側に設置されていた電話ボックスです。



画面奥の大部分を占める白い建物が京王プラザです。
番組画面の左端に東通りへ上がる階段が写っていますが、現在は改装され移動しました。
オートバイの進行方向に真っすぐ進むと新宿中央公園です。


編集長に電話をかけるライコウ。
公衆電話は撤去され、石段の周辺もすこし改装されているようです。


ライコウは電話中に北見が運転する自動車を発見。
公衆電話のある所から見た反対側の光景で、道路の向こうは新宿三井ビルです。
番組の映像には1973年当時の建築中の様子が写されています。
現在は三井ビル55ひろばとなっており、人々の憩いの場所になっています。


放送日
1973年11月23日

取材日
2009年2月8日
2009年2月14日

2009年2月12日木曜日

アクマイザー3 新宿中央公園富士見台

第14話「なぜだ?! 一平がふたり?」

キングラーが超能力少女をさらった直後から始まるアクションシーンは、新宿中央公園内にある、富士見台と呼ばれる小山の周辺で撮影されています。この富士見台は淀橋浄水場の沈殿槽を造る際に堀出した残土で出来ているのだそうです。

超能力少女、千鶴をさらってきたキングラー。
富士見台の頂上への階段です。


テングラーを追って来た一平。
さきほどの階段を上りきった所です。反対側にも同じような階段があります。


劣勢の一平に助っ人登場。
頂上は少し開けています。ビルが建ち並ぶ以前は、ここから富士山が見える事もあったそうです。


アクマイザー3とキングラーの攻防の一部始終を監視していたメザロード。メザロードが立っている所は富士見台頂上にある、六画堂と呼ばれる見晴し台。番組映像の後方に見えている高層ビルは、新宿住友ビルだけですが、現在はすぐ奥に都庁の第一本庁舍が建っています。


六角堂と通路の飛び石は淀橋浄水場の施設をそのまま使用しているそうです。何度か六角堂の写真を撮りにいきましたが、居心地が良いのか大体誰か座っています。

2011年5月21日 追記

中央公園を通り抜ける際、六角堂を一目見ようかと思ったら立ち入り禁止になっていました。3月11日の地震で大分痛んでしまっているようです。撮影したのは5月中旬ですが、改修されている様子はありませんでした。

2011年9月25日 追記

平成23年台風第15号が9月21日関東地方を通過した際に、数本の巨木が倒れ富士見台へ上る階段が封鎖されています。地震によるダメージの改修も行われておらず、先行きが気がかりです。

2013年1月29日 追記

六角堂の改修工事が終わり、以前より綺麗な佇まいです。(撮影:2013年11月26日)


放映日
1976年 1月 6日

取材日
2007年5月19日
2009年1月11日
2011年5月14日(追記)
2011年9月25日(追記)
2013年11月26日(追記)

2009年2月5日木曜日

ファイヤーマン 川崎区千鳥町

第21話 「殺しの使者デコンとボコン」
少年達が、デコンとボコンの結合装置を隠していた場所は、川崎区千鳥町にある川崎臨港倉庫のようです。


番組映像では東京電力川崎火力発電所の立ち並ぶ煙突が印象的ですが、新しい発電機への移行の為、旧発電施設は姿を消しつつあり、煙突はすでにありません。

手前の煙突はごみ処理施設です。番組撮影当時は川崎市臨港処理センターでしたが、2001年にかながわクリーンセンターとして生まれ変わりました。


煙突の左側に見える発電所の建物も現在解体中です。発電所内に建つ赤白の鉄塔は健在です。


昔と比べると資材は整然と置かれています。


在りし日の川崎火力発電所の煙突。(2005年2月27日撮影)


2009年1月現在、ほぼ解体済みです。


放映日
1973年5月29日

取材日
2005年2月27日
2009年1月12日

2009年2月3日火曜日

ファイヤーマン 川崎河口水門

第21話 「殺しの使者デコンとボコン」

サッカーチームの少年達がデコンとボコンに最初に出会う場所は、川崎市港区多摩川べり、味の素KK川崎工場のすぐ裏手にある川崎河口水門周辺です。

京急太師線鈴木町駅もしくは港町駅から徒歩5分。



写真では分かりにくいのですが水門はもの凄いスケールです。水門は開閉ゲートの色が異なる以外は殆ど変わりません。水門の向こう側が味の素の川崎工場です。


子供達に宇宙から来た事を身振りで示すデコン。
味の素の川崎工場の設備も幾分かスッキリとしていますが殆ど変わりません。その向こうの巨大な建物は無くなっています。


子供達に相手にされなかったデコンとボコン
水門の真下です。水門側の欄干は少し形状が違うようです。奥の様子は巨大なダクトや右側の建物は一致します。その手前が駐車場なのも同様です。


高性能卓上計算機を持つサッカーチームの子供達を追う岬と千葉。
水門の反対側です。トラックの奥にある水門管理棟は塗り直されていますが形状は同じです。運河には砂利運搬船が番組撮影当時と同じ様に停泊していました。


岬と千葉の追跡を撒いて逃げる子供達。
水門脇の階段から下に降りる事ができます。護岸工事が施されています。向こう側の土手の形状は全く同じです。


対岸は東京都大田区南六郷。大きなマンションが増えました。


国の有形文化財にも登録されている重厚な水門と、近代的な工業施設の対比に非現実的な雰囲気を感じました。

放映日
1973年5月29日

取材日
2009年2月1日