2008年6月27日金曜日

仮面ライダー 平尾団地商店街

第24話「猛毒怪人キノコモルグの出撃!」

怪人キノコモルグが毒キノコエキスの人体実験を行うために、サンドイッチマンに扮して子供達をおびき寄せる場面は平尾団地商店街で撮影されました。広大な平尾団地のほぼ中心部にあり、小田急バス「平尾団地」停留所のすぐ近くです。

「納涼おばけ大会」のプラカードをもって現れた猛毒怪人キノコモルグ。
団地から商店街に降りてくる階段です。


商店街を練り歩くショッカー。
先程の階段を下りて、左側に移動しています。この日は日曜のせいか、大半のお店はシャッターが閉まっていました。


更にそのまま左へ商店街の外まで移動します。壁や柱はベージュに塗り直されています。床のタイルも撮影の後に貼られたようです。


商店街の外側に来ました。


商店街のすぐ外の道路で、この道路沿いに小田急バス「平尾団地」バス停があります。のぼりで良く見えませんが、陸橋とその奥の団地、手前の階段が一致します。街路樹が植えられ、電話ボックスは無くなりました。


のぼりが邪魔をしない所から撮影してみました。鉄柵の向こうは商店街の駐車場で、かなり段差があります。


この日営業していたのはスーパーヤマザキだけでした。平日は他のお店も営業しているのでしょうか?若干気になります。


放映日
1971年9月11日

撮影日
2008年1月20日

2008年6月23日月曜日

光の戦士 ダイヤモンド・アイ  宝石専門店「光輪」

第6話「ライコウ、絶体絶命!」
ライコウがハリケーン作戦の聞き込み調査で立ち寄る宝石店は、港区南青山にある老舗宝石専門店、光輪で撮影されました。


光輪の入っているビルはジュエル青山と言うビルですが、改築されており、番組撮影当時と一致する所はありません。その隣のビルが一致するようですが、それも現在は閉鎖されて取り壊し待ちのようです。


光輪の店舗も6月10日は移転しています。店舗の移転は一時的な物の様なので、ひょっとしたら隣のビルの解体に備えての事かもしれません。因に隣のビルには、以前りそな銀行青山支店の表参道出張所が入っていました。


この一帯は東京でも屈指の一等地だけあって、ビルの立て替えが盛んに行わていました。現場まで青山一丁目から青山通り沿いに歩いて行ったのですが、その僅かな間にも、改築中、解体中、解体待ちのビルは10件はあったのではないでしょうか。青山通りの景観整備も始まるようで、古くなった建物はますます減っていきそうです。


放送日
1973年11月9日

取材日
2008年6月20日

2008年6月19日木曜日

仮面ライダー JR南武線多摩川橋りょう

第35話「殺人女王蟻アリキメデス」

怪電波を発する卵を奪った滝を待ち伏せ、怪人アリキメデスがその姿を現す場面は、JR南武線の多摩川橋りょうの鉄橋下での撮影です。南武線南多摩駅から徒歩5分。特撮番組で使用頻度の高い大丸堰もすぐそばです。


ショッカーから奪った謎の卵を運ぶ滝。
是政橋から上流側へ向かう神奈川側の土手道です。


オートバイにぶつかった女性を気遣う滝。
橋脚の黄色いラインが一致します。この線は線路から4m下である事を示す物のようです。


女性をオートバイに乗せようとする滝。
川の中央部は工事が行われていました。川幅はかなり太くなっているように思えます。対岸は府中市是政。遠くに見える水色の橋は是政橋で、現在4車線化の工事中です。


ついに正体を現した殺人女王蟻アリキメデス。背景にある橋は武蔵野貨物線で、ここでは南武線のすぐ隣を並行して走っています。この道を少し進むと大丸堰が見えてきます。


滝のピンチに駆けつけた一文字。
南武線鉄橋下から下流側を見た所。劇中の右側の土手には東洋果汁○○の看板があります。現在そこはサントリー食品の工場になっています。


第35話のエンディング。
JR南武線の多摩川橋りょうを背景に、オートバイは下流に向かって走っています。グリーンも鮮やかに塗り直されたのは2002年だそうです。水たまりの感じも当時と似ていて嬉しくなりました。


老朽化した橋の架け替えが進む多摩川中流域。そんな中、この一帯は撮影当時の橋景色を見る事が出来る数少ないの場所の一つです。

放送日
1971年11月27日

取材日
2008年2月16日(最後の写真のみ)
2008年5月11日

2008年6月17日火曜日

仮面ライダー 汁守神社

第28話「地底怪人モグラング」

小田急多摩線黒川駅から徒歩5分。神奈川県川崎市麻生区の小高い丘の上にあり、この境内で怪人モグラングが青年を拉致する場面が撮影されました。



拝殿は変わりないようですが、 石の土台はコンクリートで塗り直されているようです。賽銭箱が設置されています。結構古びているのでそんなに最近のことでも無いようです。


鶴川街道です。神奈中バス「日影」バス停が出来てガードレールは無くなりました。ここを曲がってすぐの所に汁守神社があります。時間帯にもよると思いますが交通量は格段に増えているようです。鶴川街道沿いを歩くといつも轢かれそうになります。


悲鳴の元へ駆けつけた滝。
汁守神社境内へ続く階段です。階段自体に変化はありませんが手摺が設置されています。神社前の道路は舗装されています。道幅はあまり変わりません。


その階段を上った所です。
一番奥に見える道路が鶴川街道。手前の道は現在の所はるひ野まで続いています。のぼりの並んでいる所は出来たばかりの大型農産物直売所、セレサモスです。


この木造物は鳥居です。小さな屋根のような物は作り直されているようです。石灯籠の場所も一致します。


地中に姿を消したモグラング。
目印にしようと思っていた大きな石は撤去されていました。実際に境内に穴を掘って撮影したようですが、現在の地面は赤土でなく、固くて穴は掘れないのではないかと思います。

神社に訪れるといつも思いますが、一見昔とそんなに変わらないように見え、実は細かく雰囲気を壊さないように丁寧にリニューアルされています。近代建築物も改修に当たってはこのような姿勢であって欲しい物ですが、なかなかそうも行かないようです。


放送日
1971年10月9日

取材日
2008年6月7日

2008年6月15日日曜日

仮面ライダー 柿生発電所

神奈川県営柿生発電所は第34話は折口犯罪研究所として、第69話では怪人ギラーコオロギとの決戦の場として、2度に渡って撮影に使用されました。川崎市麻生区黒川の長閑な田園風景内にある小規模な水力発電所です。

第69話「怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ」

2005年に建て替えられ発電設備も一新されたそうです。その際に中央の円柱部分は大分細くなっており、周辺の設備も簡略化されています。

第34話「日本危うし! ガマギラーの侵入」

偶然オートバイで通りかかった一文字。
正確な位置は分かりませんが発電所の正門へ向かう道だと思います。


一文字の正体を知る犯罪研究所の折口。
発電所内の施設に向かう階段です。基礎部分の形状は変わらないようです。


折口犯罪研究所へ侵入を試みる、怪人ガマギラー。
門もリニューアルされていますが、向かって右側の門柱の横にあるダクトが一致します。撮影当時の門は低くてあまり役に立たなさそうです。


侵入を阻まれ退散するガマギラー一味。
施設内から正門の外側を見ています。電柱の場所はあまり変わりません。2段目の写真で一文字がバイクで走って来たのはこの道だと思います。


神経ガスを浴び記憶喪失になった門前絹子を乗せた車。
画面右奥の細い階段が第69話では主戦場となっていました。

第69話「怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ」


仮面ライダー対ギラーコオロギ。
第34話からこの第69話までの間に水色の金属部分は塗り替えられている様な気がします。


登場回数が少ない割には強烈に印象に残っており、個人的には最も行きたかったロケ地でした。建て替えが2005年と言う事ですから、もう少し早く訪れていればと少し残念でした。とは言うものの農業振興地域の風景は素晴らしく、農村と発電所の対比も面白い光景でした。


放映日
1971年11月20日
日本危うし! ガマギラーの侵入

1972年7月28日
怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ

取材日
2008年6月7日