この要塞跡は特撮番組の撮影に置いても、重要な悪の施設に決死の潜入を試みるような場面や、非日常空間の演出に使用される事が多い様に思われます。
第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
滝とライダーがショッカーの要塞島を急襲。船着場から展望台広場にむかうまでの通路は、赤煉瓦の要塞施設に囲まれています。見学通路は木道となっており、気持ちよく見学することができます。
第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
ゲルショッカー日本支部の結成式に侵入する本郷と滝。要塞の入り口は多数ありますが、全て塞がれてしまっています。
仮面ライダー対ギリザメス。ひとつ上の場面と同じ場所です。ガイドさんに歴史の解説を聞きながら見学していた団体さんがいらっしゃいました。
復活したコブラ男との最終決戦も猿島が舞台です。派手に爆発していますが、現在は鉄網の扉で塞がれています。トンネルの高さが違うような気もしましたが、煉瓦の並びが似ています。
要塞は島の内側をえぐる様に建造されており、島外からは要塞施設はまったく見えません。島内部の要塞施設以外は、豊かな自然に覆われています。
ひとつ上の写真の赤煉瓦のトンネルの上部斜面だと思います。壁に文字が沢山刻まれています。現場では気づきませんでしたが、目立つ文字のいくつかは一致しています。単なる落書きのようですが、一体いつ刻まれた物なのでしょうか。
ここも同じ場所です。本郷と滝が歩いている斜面は階段になっていますが、現在は立ち入り禁止です。
第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
仮面ライダーと滝が戦っている円形の地面が砲台跡です。
砲台にはフランス製のキャノン砲が配備されていたそうです。砲台跡は島内に複数あり、撮影が行われたのがどこか?までは分かりませんでした。
第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
空中で爆発したライダーを呆然と見上げる滝。海岸線の石垣は崩れており、1972年当時とは大分地形が変わっている様に思いました。
放映日
第9話「恐怖コブラ男」
1971年5月29日
第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
1972年7月8日
第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
1972年10月7日
取材日
2004年9月19日
2008年9月13日