2010年3月28日日曜日

仮面ライダーX 第二稲城トンネル

仮面ライダーX ED

仮面ライダーXのエンドタイトルで非常に印象的なトンネルは、JR武蔵野南線、第二稲城トンネルです。武蔵野南線は、鶴見~府中本町を結ぶ貨物線で、旅客路線化の是非も検討されているそうです。1974年の作品中に写るトンネルはまだ工事中で、路線の全面開通は1976年だとの事です。



第二稲城トンネルからみた、稲城市方面の景色です。Xライダーの後方に見えるトンネルは第一稲城トンネルです。


第二稲城トンネルの稲城側の入り口です。番組中の画像を見ると、トンネルの周辺がまだ造成中だと言う事が分かります。EDの撮影中にすでに銘板が取り付けられており、その場所は現在と一致します。

当時の周辺の造成工事の様子が良くわかる写真を見つけました。

番組中の様子と良く一致すると思います。


第二稲城トンネルの天井部。現在は堅谷戸大橋が武蔵野南線を横切ります。


1974年当時はまだ、鉄道の送電設備も未完成です。完成したトンネルは外壁が二重構造になっています。


第二稲城トンネルは全長10.5kmにおよび、大丸付近でトンネルを抜けます。そのあと、JR武蔵野南線は府中本町までJR南武線と並走します。


2007年4月30日撮影


これまでトンネル上部は宅地造成の工事中で立ち入り禁止でしたが、今回の取材時は造成工事も一息ついていたようで、シートは無くなっていました。

稲城では南山と合わせて大規模な宅地化が進められており、近い将来、この辺りの風景は一変してしまいそうです。

今回の記事の調べ物をしていて発見しました。素晴らしい内容で今後の発展が楽しみです。


放映日
1974年2月〜10月

取材日
2007年4月30日
2008年5月11日

2010年3月4日木曜日

ウルトラマンタロウ 世田谷区大蔵

第26話「僕にも怪獣は退治できる!」

ムカデンダーとZATの攻防戦の最中、そこに写る町並みは世田谷区大蔵6丁目です。

ムカデンダーを待ち伏せる光太郎。
火の見やぐらは成城消防団第五分団二部の防災資機材格納庫の敷地に建てられていました。やぐらはリニューアルされており、形状が異なります。高さもかなり高くなっている様に感じられました。

新しいやぐらは2本のコンクリート柱の間にある梯子を登る様になっていました。
設置場所も番組撮影当時からは、少し異なっているのではないかと思います。やぐらの手前に立ち並ぶ住宅はあまり変わっていないようです。

奥に見えるネットは井山ゴルフ練習場。画面右端に見える建物の看板には、森塗装店と書かれています。

森塗装店は、建物は新しくなっていましたが健在のようです。


同じく第26話の導入場面は大蔵運動公園裏手の階段で撮影されていました。ここは以前ミラーマン第24話でのロケ地として一度記事にした場所です。
お祭りにタケオ君を誘う健一。
階段が狭くなっています。自転車を押しやすい様になったのかもしれません。

通りがかったおじさんはタケオの父親でした。
手摺が塗り直されていることが、ここでも確認できます。


小学生に絡む中学生。
階段の奥の擁壁は高くなっているようです。その辺りから岡本三丁目に向けての擁壁は組み直されているような気がします。

階段から見下ろした景色。

大蔵一帯は撮影所に近いと言う事もあり、頻繁に撮影が行われているようです。

放映日
1973年9月28日

取材日
2008年5月17日