2011年2月20日日曜日

仮面ライダー 大丸用水頭首工施設

多摩川関連記事の一応の締めとしまして、以前エレキボタルとの決戦の場として取り上げた大丸用水頭首工施設(大丸堰)をもう一度訪ねてみました。今回は単に再訪したつもりでしたが、驚いた事に様子が一変していました。


第27話「ムカデラス怪人教室」

第27話では事件の導入部、
子供達がショッカーに連れ去られる場面が、この大丸堰で撮影されています。

可動堰より上流の景色です。車止めの向こう側は多摩川生態系保持空間として保全されていますが、2011年1月17日に大規模な火事があり、この日もまだ焼け跡が広がっていました。


可動堰の制御室が建っていましたが、これも改築されていました。


対岸に府中市日吉町の東京競馬場のメインスタンドが確認出来ます。


ここも堰のやや上流、現在は保全区域にあたり、バイクや自転車の乗り入れは禁止です。左側の地面は取水口の改修に伴い地面が大幅に狭くなりました。


背後は南多摩水再生センターのコンクリート擁壁で、画面右下の補修跡が一致します。


これも可動堰より上流の景色で、取材写真の画面左上には多摩川衛生組合清掃工場の建物が確認できます。


可動堰裏手の取水口も改築されているため雰囲気が全く異なります。画面奥にあるJR武蔵野南線の橋梁が一致します。


以前の取材時に撮影した可動堰と取水口2007年11月17日撮影

2007年に撮影した写真も含めて比較してみたいと思います。

第70話「怪人エレキボタル 火の玉攻撃!!」
エレキボタルとの遭遇〜初戦、そして最終決戦と多くの場面が大丸堰周辺で撮影されています。

2011年現在では、この取水設備も可動堰隣の制御室のある場所に集約されています。


2007年には堰扉の開閉装置はそのまま残されていました。


可動堰の上部通路。


(左)2007年 (右)2011年
堰扉を引き上げるのではなく、回転して開く様になっており、非常にコンパクトな設備になっています。新しいコンクリートの描く曲線が美しいです。


元々取水口があった場所には何も無くなり、広範囲がコンクリートで固められています。


2006年にも一部改修が行われていましたが、左岸側も大規模な工事中で、頭首工の全面工事といった様相です。


放映日
第27話 ムカデラス怪人教室
1971年10月2日

第70話 怪人エレキボタル 火の玉攻撃!!

1972年7月29日

取材日
2007年11月17日
2011年2月19日

2 件のコメント:

yart先生 さんのコメント...

ええ!!ビックリ!
去年の夏はそのままだったのに…
もう一度撮影に行きたかったので残念です。

MGG さんのコメント...

僕もビックリしました。

南武線の高架化工事やJR南多摩駅の再開発と含めて、
この一帯が以前と全く違う光景でした。

多摩川関連の取材地では、最も昔の雰囲気を残している
場所のひとつだったのですが。