2010年5月4日火曜日

仮面ライダー 猿島要塞

猿島には明治政府が建造した要塞と砲台跡が残されています。島内の通路は整備されており比較的気楽に見学することができますが、旧軍施設の威容は十二分に感じる事ができます。

この要塞跡は特撮番組の撮影に置いても、重要な悪の施設に決死の潜入を試みるような場面や、非日常空間の演出に使用される事が多い様に思われます。

第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」

滝とライダーがショッカーの要塞島を急襲。船着場から展望台広場にむかうまでの通路は、赤煉瓦の要塞施設に囲まれています。見学通路は木道となっており、気持ちよく見学することができます。

仮面ライダー対ショッカー。画面右の要塞施設の入り口は塞がれています。左のトンネルの壁葉は綺麗になっており地面もコンクリート塗りになっています。

第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
ゲルショッカー日本支部の結成式に侵入する本郷と滝。要塞の入り口は多数ありますが、全て塞がれてしまっています。

第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
仮面ライダー対ギリザメス。ひとつ上の場面と同じ場所です。ガイドさんに歴史の解説を聞きながら見学していた団体さんがいらっしゃいました。

第9話「恐怖コブラ男」
復活したコブラ男との最終決戦も猿島が舞台です。派手に爆発していますが、現在は鉄網の扉で塞がれています。トンネルの高さが違うような気もしましたが、煉瓦の並びが似ています。

要塞は島の内側をえぐる様に建造されており、島外からは要塞施設はまったく見えません。島内部の要塞施設以外は、豊かな自然に覆われています。

第9話「恐怖コブラ男」
ひとつ上の写真の赤煉瓦のトンネルの上部斜面だと思います。壁に文字が沢山刻まれています。現場では気づきませんでしたが、目立つ文字のいくつかは一致しています。単なる落書きのようですが、一体いつ刻まれた物なのでしょうか。

第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
ここも同じ場所です。本郷と滝が歩いている斜面は階段になっていますが、現在は立ち入り禁止です。

第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
仮面ライダーと滝が戦っている円形の地面が砲台跡です。

砲台にはフランス製のキャノン砲が配備されていたそうです。砲台跡は島内に複数あり、撮影が行われたのがどこか?までは分かりませんでした。

第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
空中で爆発したライダーを呆然と見上げる滝。海岸線の石垣は崩れており、1972年当時とは大分地形が変わっている様に思いました。


実際にカメラを配置したと思われる部分は崩れてしまっているようです。


大勢の観光客で賑わう猿島ですが、やはり要塞跡からは重々しい雰囲気が感じられます。


放映日

第9話「恐怖コブラ男」
1971年5月29日

第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
1972年7月8日

第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
1972年10月7日

取材日
2004年9月19日
2008年9月13日


仮面ライダー 猿島 展望台広場

今回は(といっても一昨年ですが)会社の同僚が猿島に行くと言うので同行しました。

猿島は東京湾で唯一の自然島で、幕末から戦前にかけては首都防衛拠点、東京湾要塞として砲台が設置されていたそうです。その名残も色濃い為、特撮番組では悪の秘密基地の撮影に多用されています。

現在はエコミュージアム猿島として整備されており、大勢の観光客で賑わいっています。三笠桟橋から猿島航路で約10分。大人は1200円です。


第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」

本郷が覗く双眼鏡の眺め。第80話では劇中でも猿島と呼ばれています。最も東側の突端で、桟橋付近からの眺めです。

第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」


ショッカー世界会議が開かれる要塞島。
現在新しい桟橋の新設中で、この旧桟橋は撤去工事中だそうです。



第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」


ゲルショッカー日本支部の結成式。
島の中央部が展望台広場で、そこに展望台があります。来場者が増えれば致し方ないのかもしれませんが、ゴミ捨て禁止の看板が無粋です。


声高らかに演説を行うブラック将軍。
この展望台は第二次世界大戦時に観測所として建造された物だそうです。


仮面ライダー登場。
現在は老朽化の為か、展望台内部は階上を含め立ち入り禁止です。


ブラック将軍を追う滝。
1972年当時の映像を見ても、鉄梯子や手摺はかなり頼りない感じがします。


2004年に訪れたときは立ち入り禁止ではありませんでした。展望台に登るのはかなりスリリングでした。


劇中の階段もかなり錆びているようです。補強の為の鉄パイプもあまり役に立たなさそうです。


煉瓦造り要塞を抜け急な坂を上ると展望台広場です。


展望台からの眺め。ブラック将軍の後ろに見える半島は、米国海軍横須賀基地のある泊町だと思います。

展望台は島内でも人気スポットで、足を止める方が大勢おり、なかなかシャッターチャンスがありません。島全体も休日はかなりの賑わいで、次は何とか平日に行きたいと思っています。


放映日
第67話「ショッカー首領出現!! ライダー危うし」
1972年7月8日

第80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」
1972年10月7日

取材日
2004年9月19日
2008年9月13日

2010年3月28日日曜日

仮面ライダーX 第二稲城トンネル

仮面ライダーX ED

仮面ライダーXのエンドタイトルで非常に印象的なトンネルは、JR武蔵野南線、第二稲城トンネルです。武蔵野南線は、鶴見~府中本町を結ぶ貨物線で、旅客路線化の是非も検討されているそうです。1974年の作品中に写るトンネルはまだ工事中で、路線の全面開通は1976年だとの事です。



第二稲城トンネルからみた、稲城市方面の景色です。Xライダーの後方に見えるトンネルは第一稲城トンネルです。


第二稲城トンネルの稲城側の入り口です。番組中の画像を見ると、トンネルの周辺がまだ造成中だと言う事が分かります。EDの撮影中にすでに銘板が取り付けられており、その場所は現在と一致します。

当時の周辺の造成工事の様子が良くわかる写真を見つけました。

番組中の様子と良く一致すると思います。


第二稲城トンネルの天井部。現在は堅谷戸大橋が武蔵野南線を横切ります。


1974年当時はまだ、鉄道の送電設備も未完成です。完成したトンネルは外壁が二重構造になっています。


第二稲城トンネルは全長10.5kmにおよび、大丸付近でトンネルを抜けます。そのあと、JR武蔵野南線は府中本町までJR南武線と並走します。


2007年4月30日撮影


これまでトンネル上部は宅地造成の工事中で立ち入り禁止でしたが、今回の取材時は造成工事も一息ついていたようで、シートは無くなっていました。

稲城では南山と合わせて大規模な宅地化が進められており、近い将来、この辺りの風景は一変してしまいそうです。

今回の記事の調べ物をしていて発見しました。素晴らしい内容で今後の発展が楽しみです。


放映日
1974年2月〜10月

取材日
2007年4月30日
2008年5月11日