2017年12月29日金曜日

超人バロム1 読売ジャイアンツ球場

超人バロム1
第29話魔人ウロコルゲがドルゲ菌をバラまく!!

廃車置場で繰り広げられていた魔人ウロコルゲとの初戦は、後半よみうりランドスキー場(現・読売ジャイアンツ球場)に場所を移します。



画面左奧の鉄塔は現存しており、高台にありかなり遠くからも目立つ為、ロケ地めぐりの良いランドマークとなっています。かつては人工シャンツェ(ジャンプ台)の昇降施設とパラシュートタワーを併設していたそうです。ウロコルゲの背後に立つ三角の鉄塔は現存しません。


三角の鉄塔は現在の三塁側内野スタンドの辺りにあったのではないかと思います。


三塁側内野スタンドから見たレフト側の景色です。元々の地形を活かして球場が作られたことが分かります。


番組画像ではレフト側場外に川崎市水道局の生田浄水場の調圧塔が確認できますが、2016年に生田配水池再構築のため撤去され現存しません。


ウロコルゲの背後によみうりランドモノレール線のアーチ橋(第二橋梁)が確認できます。1978年に廃線となった後も1998年頃までレフト場外の方角にそのアーチ橋が残されていたようですが、現在は撤去されています。


一塁側スタンドに新設されたブルペンのあたりの高低差が似ています。

好き! 好き!! 魔女先生
第14話「アンドロ仮面登場!!」

ジャンプ台アプローチ。登頂部のパラシュートタワーの設備は撤去されています。タワー自体の構造は同じ様ですがカラーリングは若干異ります。


アンドロ仮面はスターティングゲートに立っています。

よみうりランドスキー場は1963年8月5日開業、1972年3月5日に廃業。魔女先生の撮影時が廃業間際、バロム1第29話の時点ですでに営業を追えて半年あまりが経っている事になります。なお現在のタワーには携帯通信機器のアンテナ塔としての役目があるそうです。

放映日
超人バロム1
第29話「魔人ウロコルゲがドルゲ菌をバラまく!!」
1972年10月15日

好き! 好き!! 魔女先生
第14話「アンドロ仮面登場!!」
1972年1月2日

取材日
2017年8月29日

2017年12月3日日曜日

超人バロム1 五反田神社

超人バロム1
第29話「魔人ウロコルゲがドルゲ菌をバラまく!!

バロム1がウロコルゲを打ち破る為の特訓をしていた神社は、小田急小田原線生田駅からほど近い高台にある、五反田神社です。

階段と拝殿との位置関係が変わっていました。鳥居と灯篭の設置場所も番組撮影当時とは異なるようです。


瓦屋根にリニューアルされていました。


番組の画像では拝殿の屋根に千木がありましたが、現在は鬼瓦です。


街灯もありました。位置はあまり変わっていないようです。


鳥居の形状は同じように見えましたが、新しくなっているようです。

秋祭りには毎年ウルトラマンがやって来るみたいなので来年はその日に行ってみたいです。


放映日
第29話「魔人ウロコルゲがドルゲ菌をバラまく!!」
1972年10月15日

取材日
2016年11月26日

2017年5月23日火曜日

仮面ライダー 東映生田スタジオ

昨年5月の東映生田スタジオ取材は、匿名の読者様から1991〜92年頃の「CALスタジオ」の貴重な写真をいただいたことが大きな動機となりました。今回も同じ方から新たに1995〜96年に撮影されたものだというスタジオの施設が撤去された直後の写真をいただきました。それらの写真には、これまた現在とは微妙に趣を異にする貴重な風景が収められており、比較写真を撮るべく現地を訪れました。


現在の映生田スタジオを紹介する際には概ね、「現在は駐車場となっている」と説明されますが、1995〜96年の写真(左)ではまだ駐車場はなく、空き地が広がっているばかりです。2017年(右)は我々に馴染み深い土方駐車場となっています。ブロック塀が一部残されているのと、おそらくスタジオに電気を引き込んでいたであろう電柱から往時を偲ぶことができます。


1995〜96年頃の蜘蛛男の階段。僕が2004年に初めて訪れた際の印象に近いです。2017年現在(右)では階段がしっかりしたものになっており、金属の土留めが設置されています。この土留めはこの斜面一帯に設置されました。


カルビーの仮面ライダーカード28番「人くい花ドクダリアン」の階段もここのような気がしています。


2008年2月23日撮影。このころは1995〜96年頃の印象と変わりません。


マンションニューランド側からスタジオへの下り坂の途中です。1995〜96年の写真では向かって左側の擁壁が全て残されていて、この時期に写真を取りに行きたかった!と思わずにはおれません。右側の基礎やフェンス、電柱などは往時のままです。正面のゴミステーションは形状は変わりませんが新しくなっているようです。


また、同じ方より『戦え!ぼくらのヒーロー大集合(1976年5月15日放映)』という特番の画像をいただきました。残念ながら僕も未見なのですが、東映東京撮影所(大泉)で撮影されていたはずのカゲスターとロボコンが出会う場面が、馴染み深い生田スタジオ周辺で新規撮影されており、大変なインパクトがありましたので合わせて取材しました。

ロボコンが多摩美2丁目からマンションニューランドのあるY字路へ下ってきています。


マンションニューランドのエントランスのあたりでカゲスター、ベルスターと合流します。取材当日は雨に祟られましたがおかげで番組とよく似た写真が撮れました。

『戦え!ぼくらのヒーロー大集合』の生田スタジオ周辺での撮影はこの1場面だけだそうですが、それを何故この場所で撮影したのか?わざわざカゲローカーやベルカーを持ってきたのか?など疑問が絶えません。機会があれば全編見てみたいと思います。


取材日
1995〜1996月頃(匿名さま取材)
2017年4月15日
2017年8月17日(訂正分)

2017年2月25日土曜日

超人バロム1 多摩美界隈

第13話「魔人タコゲルゲが子供をねらう!」

酒屋のアルバイト中の松五郎が、猛、健太郎、ツヨシたちと出会う場所も生田スタジオ最寄りの多摩美一丁目マンションニューランドの入り口正面のY字路の片方の道です。


以前はマンションニューランドの向かって右側の壁面は擁壁が続いていましたが、現在は住宅が立ち並んでいます。右手前の黒いフェンスは、仮面ライダー第21話で吉岡助教授邸として使用された住宅のものです。


2008年2月23日に撮影した写真では擁壁の状態、電柱、ゴミステーションの位置が番組画像と一致します。


2016年11月26日の取材時にはマンションニューランドの隣に立派なお住いが立ち、コンクリート貼りの基礎部にはガレージが設けられていました。


そのため、ゴミステーションと電柱の場所が10m程、坂の下側へ移動しています。


今後の対策を練る4人が腰をかけているところは、多摩美2丁目からY字路へ下る道の途中にある階段です。


生田スタジオからY字路へ登ってくる道です。手前のフェンスも同じく吉岡助教授邸として使用された住宅のもの。手前の白いガードパイプは、2004年に撮影した写真を見るとまだ設置されておらず、2008年の写真ではすでに設置されていました。


猛たちが身を潜めるところも、吉岡助教授邸として使用された住宅の基礎部です。


表面の経年劣化は致し方ありません。


白い金網、住宅基礎ともに往時の姿をよくとどめています。


赤色 生田スタジオからの登り道
黄色 松五郎が自転車に乗っている道
青色 4人が座っている階段

やはり撮影地点は狭い範囲に密集しています。

放映日
第13話「魔人タコゲルゲが子供をねらう!」
1972年6月25日

取材日
2008年2月23日
2016年11月26日