2008年10月29日水曜日

仮面ライダー 宮前区土橋周辺

第27話のEDのバイク走行シーンは川崎市宮前区土橋1丁目周辺の道路上での撮影です。この道は宮崎台から宮前区役所の前を通り、尻手黒川道路に差し掛かる所で下り坂になります。大体その下り始める辺りが撮影場所ではないでしょうか。



第27話「ムカデラス怪人教室」

ムカデラスを倒し子供達を無事救出した一文字と滝。
坂道を登りきった辺りからみた鷺沼方面の景色です。劇中では立ち並ぶ電柱が印象的ですが、街路樹が育ちあまり見えません。

第27話「ムカデラス怪人教室」

先ほどとは逆方向。宮前区役所の方へ向かっています。左側にある店舗は「いなげや土橋店」です。

第27話「ムカデラス怪人教室」

オートバイを追いかける子供達。
これも鷺沼方面の景色です。番組中に写っている建物は鷺沼スカイドエリングA棟です。マンションが建ち並んだ今でも充分目立っています。

第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」

ここで撮影されたシーンはバンク映像として番組内で度々使用されています。スカイドエリングA棟の左側のマンションも当時から存在していたようです。

番組の撮影当時は本当に道と電柱しかありませんが、いまや立派な町です。現在かなりの交通量で、あまり上手く撮影できませんでした。


放映日
1971年10月2日第27話 ムカデラス怪人教室)
1971年12月11日第37話 毒ガス怪人トリカブトのG作戦

取材日
2008年10月19日

2008年10月27日月曜日

仮面ライダー 鷺沼春待坂

鷺沼駅前交差点を田園都市線にそって西へ向かうと、春待坂と呼ばれる坂道があります。どうやらこの坂道の中腹にドクダリアンの花屋があったようです。

第32話「人喰い花ドクダリアン」

怪しい花屋に向かう一文字と滝。
ドクダリアンの花屋は鉄道の敷地と宅地の丁度境目にあったと思われます。奥に見える交差点の右側は、川崎市立鷺沼小学校ですが、何も見えません。

第32話「人喰い花ドクダリアン

怪しい花屋に探りを入れるマリとユリ。
坂道沿いに並ぶ一番下側に位置する建物で、当時は熱帯魚屋だったそうですが、今は不動産屋です。この建物の下側は鉄道の敷地です。

第45話予告編


第45話の予告編で同じ春待坂が写ります。45話のEDも同じ通りです。ここでは田園都市線の架線と東京電力の送電設備(市ケ尾線)が確認できます。


アングルを変えると劇中にも写る市ケ尾線No.26鉄塔が確認できます。広い道路なのでバイクの走行シーンの撮影には適していたのではないでしょうか。この坂道を道なりに行くと田園都市線と東名高速を横断し、やがてたまプラーザ駅です。


2ちゃんねるの★あの特撮のロケ地どこだろう?★第2集スレッドに書き込まれた情報を元に、鷺沼周辺を見に行ったのですが、肝心の花屋の位置がいまいち分かりませんでした。

その後、あの花屋は実は熱帯魚屋で、現在不動産屋だと言う書き込みがありましたので、今週もう一回行ってきました。周囲の状況からもほぼ間違いないと思います。この花屋は何度か取材が空振りしてる事もあり、貴重な情報本当に有り難うございました。


放映日
1971年11月6日 (第32話人喰い花ドクダリアン)
1972年1月29日(第45話 予告編)

取材日
2008年10月19日
2008年10月27日

2008年10月23日木曜日

仮面ライダー 東急田園都市線鷺沼駅前

第42話 「悪魔の使者 怪奇ハエ男

第42話で無謀な若者の運転する車が交通事故をおこす場所は東急電鉄、田園都市線の鷺沼駅前の交差点です。



五郎達の背後に鷺沼駅の改札口が写っています。劇中のバス停に書かれている文字は読めませんが、恐らく「鷺沼駅」と書かれています。


さぎ沼とうきゅう側から鷺沼駅の方を見ています。街路樹がかなり太くなっています。現在コーナーにある店は神戸屋です。


横断歩道を渡ろうとする五郎たち。
五郎達の正面が、さぎ沼とうきゅう。背中側が鷺沼駅になり、カメラは南西向きです。


これも同じ向きです。劇中ではこの付近に立花レーシングがある様に描かれていますが、全く分かりませんでした。鷺沼駅前の場面に移る際、必ずカットが切り替わりますので、恐らく別の所だと思います。

一文字の背後に建築中のビルが写っているのですが、どのビルなのかは分かりませんでした。


同じ横断歩道で、カメラが真逆を向いています。駅前にお店は増えたようですが、奥に見える小台1丁目の電柱の並ぶ光景は、あまり変わらない気がします。


放映日
1972年1月15日

取材日
2008年10月19日
2008年10月27日

2008年10月19日日曜日

仮面ライダー 琴平神社御本殿

第27話「ムカデラス怪人教室」

ムカデラスが五郎を捕えて、一文字を誘き出した神社は川崎市麻生区にある、琴平神社御本殿です。

本殿と拝殿はひっそりとした丘の中にありましたが、2007年6月26日、放火により全焼してしまいました。現在は再建に向けての整備が行われているようです。



五郎を追うショッカー。
朱塗りが美しかった本殿は今はもうありませんが、石造物はそのまま残されています。境内はかなり整備されていたようですが、奥の狛犬と手前の手水鉢は同じ物のようです。


ムカデラス対一文字
奥の狛犬は江戸期の物だそうです。


放火の際、御神体も無事で近隣への延焼やけが人も無く、犯人もすぐに逮捕されたそうです。ひょっとすると狛犬のお護りかもしれません。因にこのロケ地特定の手掛かりになったのもこの狛犬です。どこか愛嬌があります。


本殿の向かって右側の風景。


本殿の向かって左側の風景。
本殿のあった場所には注連縄で結界が張られていました。


神社の入り口側に砂場とブランコがあったようです。


ブランコは撤去されましたが、砂場は辛うじて残されています。


五郎が手水舎に身を潜めて戦闘員をやり過ごします。屋根が設けられ、コンクリートの土台が出来ていますが、手水鉢は同じ物です。


劇中ではムカデラスがこの下から現れ五郎の脚を捕えます。この手水舎は「がまんさんの手水舍」と呼ばれています。


一文字を退け、五郎を連れ去るムカデラス。
劇中に映るブランコは撤去されましたが、現在もリスの遊具があり、放火前までは子供の遊び場であった事が伺えます。

この第27話では多数の特写スチールがこの神社で撮影されていました。それを資料にWEBをシラミつぶしに探し、多摩地区の神社関連のHPで偶然見つけました。喜び勇んで絞り込んで検索してみると、火事で全焼したばかりとわかり、目の前が真っ暗になりました。

ロケ地云々は別にしても、このような事で文化財が失われてしまうのは非常に残念です。


放映日 
1971年10月2日

取材日
2008年3月22日

2008年10月11日土曜日

チビラくん ニッカウヰスキー余市蒸溜所

第31話 「勲章が欲しいんだ!

パパゴンが勲章を受け取りにやってくる、ネコロンダー国のホネホネ城は、北海道余市郡余市町にあるニッカウヰスキー余市蒸溜所です。

JR小樽からJR余市まで約30分。駅を出ればすぐ石造りの正門が目に入ります。蒸留所内の建造物9棟が国の有形登録文化財に認定されているそうです。



パパゴンを先回りしホネホネ城に入城したゴルバ。
正門を背後に蒸溜所の奥へと向かう通路で、画面左側には乾燥棟が立ち並びます。


ホネホネ王登場。
この建物はニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝さんの事務所で、余市町より指定文化財に認定されているそうです。


パパゴンに成り済まし勲章をもらったゴルバ。
奥の建物は粉砕・糖化棟。内部の見学は出来ません。


ホネホネ王と酒盛りするゴルバ。
棟と棟の間です。ここは立ち入り禁止でした。


ガキンコの後ろの建物は細部まで一致しますが、建物の奥の様子はかなり異なります。


創業者・竹鶴政孝さんの胸像です。


蒸溜所の丁度中央にあるニッカ沼です。撮影当時と比べ大分広くなっているようでした。白鳥は1羽しかいませんでした。


ゴルバの背後の灰色の屋根の建物が前出の旧事務所。現在は緑色です。


背景の建物はリタハウス。かっては研究室だったそうですが、現在内部は喫茶ルームになっています。リタと言うのは創業者・竹鶴政孝さんの奥様のお名前だそうです。


正門を入ってすぐの所に立ち並ぶ乾燥棟の一つです。


ゴルバの身を案じるガキンコ。
一番正門に近い乾燥棟の入り口です。ここも中へは入れません。


チビラ達の後ろの建物は発酵棟で、内部見学も可能です。


ホネホネの后となったママゴン。完全にカカア天下です。
正門脇にある入り口です。屋根が高くなっています。水飲み場は無くなりました。


万事解決。

このロケ地が北海道にある事を知って、この夏北海道に行く決心をしました。取材当日はうららかな天気の中、撮影当時と殆ど変わらない風景に感動し、試飲した竹鶴ウィスキーもスモーキーで最高でした。

放映期間
1970年3月30日〜1971年9月25日

取材日
2008年8月5日