2019年2月12日火曜日

仮面ライダー 那智山奥の院(瀧見寺)

第72話「吸血モスキラス対二人ライダー」

本エピソードのショッカーの地下アジトへの入口は 那智山奥の院(瀧見寺)で撮影されています。そこには三つの廟があり、ネット検索によるとその三つの廟は、向かって左から映像には映らない関帝廟。中央が観音廟。向かって右が徐福廟だとのこと。ここでの名称は検索結果に基づいて記述することにします。


中央の「観音廟」が地下アジトへの入口として使用されています。


取材時、観音廟には「那智山奥之院」の銘板が掲げられていました。


正面の鏝絵は劣化して色が抜けていますが全て同じものです。取材時は法要中だったため内観は撮影しませんでしたが、祭壇も含めてスッキリしたものにリニューアルされていました。


本郷が変身している所は中央の観音廟ですが、劇中の立看板には「徐福廟」と徐福方士の説明が書かれています。建造当初は中央の廟が「徐福廟」だったのではないかと思います。


八角堂の形態を持つ「徐福廟」。
ネット検索によれば奥の院は1969年建造とあり、番組撮影当時は概ね新築だったようです。また3つの廟のレイアウトが図面通りではないことも伺えます。


モスキラスが正体を表した後の戦闘シーンは徐福廟から幕を開けます。風雨に曝されている箇所の劣化が著しいようです。


番組映像では奥に那智の滝が見通せますが、現在は薮があり見えません。


モスキラスの背後は観音廟の奥側。焼却炉が新設されています。


草に覆われていますが廟の背後の岩壁が確認できます。


モスキラスを追うダブルライダーの背後も中央の観音廟。一番奥の引き戸は塞がれています。


カラフルだった柵は塗り直されていますが、それもかなり劣化しています。


混戦中に映る柵は徐福廟の手前のものだと思います。


現地入りするまでは撮影できるかどうか不安でしたが、那智勝浦町観光協会で訪ねた所、檀家さんが日常的に利用されているので普通に見学できますよ。とのことでした。

放映日
1972年8月12日

取材日
2018年8月16日

2019年2月6日水曜日

仮面ライダー 飛瀧神社

第72話「吸血モスキラス対二人ライダー」

一文字が地獄大使と遭遇する場所は、那智大社の別宮、飛瀧神社。その御神体が那智の滝(那智御滝)だとされています。


那智の滝のロングショットは藤兵衛たちが戦闘員ともみ合っていた展望地からの撮影。取材時は降雨の後で普段より水流が多かったそうです。



一文字が立っているのは滝を一番近くで拝観できるお滝拝所の一角。拝所は参入料が必要です。 大人:300円・小中学生:200円 未就学児:無料。



賽銭箱(多分)が残されていましたが、かなり痛んでいて現在は使用されていない様子。戦闘員は賽銭箱の左奥の斜面から躍り出てきます。


地獄大使が立っていた所はその賽銭箱からの切り返し。


賽銭箱は手入れされていませんが、周辺の柵は全てリニューアルされています。安全性が優先なようです。


お滝拝所の観覧舞台より少し奥まった所に賽銭箱があります。


観覧舞台上での戦闘員との乱戦。ここも観光客が多くなかなかシャッターが切れません。


観覧舞台の柵は同じように見えますが、高さや柱の密度が大分異なります。


観覧舞台の床がタイル貼りになり、滑りにくくなっているのではないでしょうか。


一文字が変身したところと概ね同じ場所だと思います。


Bパートからいきなり始まるモスキラスとの再戦は那智の滝の下流とされており、正確な場所は分かりませんでしたが、お滝拝所とは水流を挟んで逆側の岸のいずれかだと思います。


取材時の滝の水量は多いと聞いていましたが、川の流れは僅かなものでした。


劇中で水流が落下している所は砂防堰堤のある所ではないかと思いますが、堰堤はかなり真新しい物のように見え、平成23年台風第12号以降に整備、または設置されたものかもしれません。


砂防堰堤からの撮影。右に那智の滝、左側にお滝拝所観覧舞台が確認できます。


放映日
1972年8月12日

取材日
2018年8月16日
2018年8月18日