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2015年1月11日日曜日

チビラくん 山口貯水池

19話 「宇宙タレントやあーい!」

タレントのスカウトに失敗したドナールが意気消沈して訪れた沼は、埼玉県所沢市、入間市にある人造湖、山口貯水池(通称 : 狭山湖)です。その付近一帯は自然公園として整備されており、この日も散歩を楽しんでいる人が少なからずいらっしゃいました。




劇中でドナールは沼と呼んでいますが、東京都水道局管理の人造湖です。1998〜2002年にかけて堤体と取水塔の耐震強化工事が施されたそうで、写真を見比べると堤体は全体的に手入れされていることがわかります。


有刺鉄線が立派な手摺に変わりました。最近ではあまり有刺鉄線を見かけなくなった気がします。


画面に映っているのは第1取水塔。外径約9m、高さ約40mあり、昭和9(1934)年に完成しました。


山口貯水池には「第1」「第2」の二つの取水塔がありますが、番組中では第1取水塔しか写りません。


音楽家、上野耕路さんの水道を題材にしたCD「Réservoir」のジャケットに写されている取水塔はこの山口貯水池のものだと思います。


同じ遊歩道です。この道を奥に進むと堤体があります。


堤頂部の手摺が耐震強化工事の際リニューアルされています。


堤頂に設置されている資料展示に掲載されている平成10年に撮影された写真をみると劇中と手摺や地面が劇中と同じ様です。


現在の手摺は耐震強化工事の際に取り壊したコンクリート層から出現した55年前の部材を利用しているのだそうで、貯水池が完成した当時の面影に近いリニューアルがなされています。


貯水池の周辺の広場に貯水池建造になんらかの役割を果たしたのではないかと思われる遺構がありました。


遺構の周辺はなだらかな丘地の雑木林が広がっています。


結局、劇中と一致する場所は一つも見つけることができませんでした。

取材時は西武ドームで野球の試合があり西武球場前駅は野球ファンで賑わっていましたが、駅からほど近いこの貯水池は静かで長閑な雰囲気でした。

それから遅くなりましたが、本年も当ブログを宜しくお願いします。


放映日
1970年8月3日 - 8月8日

取材日

2014年8月17日

2014年11月15日土曜日

チビラくん よみうりランド聖地公園

第19話 「宇宙タレントやあーい!」

宇宙タレントのスカウト係、ドナールへの売り込み合戦のドタバタ劇が描かれるこのエピソードでの、花の咲き乱れる異国情緒あふれる緑豊かな背景は、よみうりランド聖地公園で撮影されています。聖地公園は豊かな自然の中に様々な重要文化財が集められた、遊園地内でもユニークな場所だと思います。



ドナールにママゴンが自分を売り込む場面でよみうりランド聖地公園の釈迦如来殿が確認できます。季節を合わせれば花(つつじ?)も咲いているのかもしれません。


よみうりランドのHPによりますと釈迦如来殿は、「スリランカの寺院を模し、御影石で作られた四面向拝の殿堂。内には2500年前に入滅した釈迦の仏舎利と聖髪が収められている。」のだそうです。


集められた様々な重要文化財の中でも釈迦如来殿は最も目を引きます。


釈迦如来殿は聖地公園の登頂部にあり、そこから遊園設備が見えない方向は限られています。


番組撮影時は池があったところは、現在では芝生の広場になっています。混雑時は駐車場になるようです。


ゴルバとガキンコが歩いているのは聖地公園の池から一段上がったところにある遊歩道。番組画像では水路がありますが現在では埋められています。


ここも同じ遊歩道です。奥に石垣が確認できます。劇中では柳が目立ちますが一本もありませんでした。


聖地公園はプールや最新遊園施設のあるところからかなり離れたところにあり、園内マップの最も隅にかろうじて収められています。混雑時であっても殆ど人が来ないところのようです。



放映日
1970年8月3日 - 8月8日

取材日
2014年8月24日



2008年10月11日土曜日

チビラくん ニッカウヰスキー余市蒸溜所

第31話 「勲章が欲しいんだ!

パパゴンが勲章を受け取りにやってくる、ネコロンダー国のホネホネ城は、北海道余市郡余市町にあるニッカウヰスキー余市蒸溜所です。

JR小樽からJR余市まで約30分。駅を出ればすぐ石造りの正門が目に入ります。蒸留所内の建造物9棟が国の有形登録文化財に認定されているそうです。



パパゴンを先回りしホネホネ城に入城したゴルバ。
正門を背後に蒸溜所の奥へと向かう通路で、画面左側には乾燥棟が立ち並びます。


ホネホネ王登場。
この建物はニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝さんの事務所で、余市町より指定文化財に認定されているそうです。


パパゴンに成り済まし勲章をもらったゴルバ。
奥の建物は粉砕・糖化棟。内部の見学は出来ません。


ホネホネ王と酒盛りするゴルバ。
棟と棟の間です。ここは立ち入り禁止でした。


ガキンコの後ろの建物は細部まで一致しますが、建物の奥の様子はかなり異なります。


創業者・竹鶴政孝さんの胸像です。


蒸溜所の丁度中央にあるニッカ沼です。撮影当時と比べ大分広くなっているようでした。白鳥は1羽しかいませんでした。


ゴルバの背後の灰色の屋根の建物が前出の旧事務所。現在は緑色です。


背景の建物はリタハウス。かっては研究室だったそうですが、現在内部は喫茶ルームになっています。リタと言うのは創業者・竹鶴政孝さんの奥様のお名前だそうです。


正門を入ってすぐの所に立ち並ぶ乾燥棟の一つです。


ゴルバの身を案じるガキンコ。
一番正門に近い乾燥棟の入り口です。ここも中へは入れません。


チビラ達の後ろの建物は発酵棟で、内部見学も可能です。


ホネホネの后となったママゴン。完全にカカア天下です。
正門脇にある入り口です。屋根が高くなっています。水飲み場は無くなりました。


万事解決。

このロケ地が北海道にある事を知って、この夏北海道に行く決心をしました。取材当日はうららかな天気の中、撮影当時と殆ど変わらない風景に感動し、試飲した竹鶴ウィスキーもスモーキーで最高でした。

放映期間
1970年3月30日〜1971年9月25日

取材日
2008年8月5日