2019年7月22日月曜日

仮面ライダー 太地町立くじらの博物館

第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」

海洋学者の坂井博士の奥さん(ケイコさん)と息子さん(マサオくん)が太地町立くじらの博物館の見学に訪れ、イルカショー見学の最中シオマネキングに襲われます。


1969年に設立された博物館のメインファサード。


セミクジラのモザイクが目を引きます。壁面は塗り直されています。


博物館本館の2Fから1F大ホールを見下ろしています。セミクジラやシャチなどの全身骨格標本は当時と同じもののようです。


イルカショーの観覧席。昔と変わらず大勢の親子連れで賑わっています。


イルカショープールの構造も概ね変わりがないように思います。


小道具がなくなっているのは、ショーの内容の変化によるものでしょう。ダイナミックで見事なイルカショーでした。


坂井親子を狙ってシオマネキング登場。現在ではイルカプールの奥に赤い屋根の資料館が建っていました。

劇中で水族館と呼ばれている海洋水族館マリナリュウムは、残念ながら見逃してしまいました。

放映日
第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」
1972年8月19日

取材日
2018年8月17日

2019年7月15日月曜日

仮面ライダー 紀の松島

第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」

第73話の海上ロケでは紀の松島の奇礁奇岩が目を引きます。大泉滉に案内される藤兵衛一行と同様、紀の松島めぐりの遊覧船クジラ号に乗り撮影を行いました。



本郷の右奥に南紀勝浦温泉 越之湯(2019年7月現在休業中)が確認できます。


物語冒頭、岩場から地獄大使が双眼鏡でを覗く場面、シオマネキングが釣り船を襲う場面、物語中盤のモーターボートでの追跡場面は、遊覧船上での撮影とは別に行われているようです。


観光パンフレットによると、手前の三角の岩はライオン岩。遊覧船の折り返し地点で船上から撮影しました。


地獄大使の双眼鏡の手前の鋸状の岩は崩落により変形し、現在ではらくだ岩と呼ばれています。この海岸線にらくだの湯という温泉があり、渡船による送迎があったそうですが現在は休業中です。


取材時はこの岩が番組に写るものだとは気づいていませんでしたが、かろうじて映っていた写真を見ると釣り人がいるので、上陸は可能なようです。



紀の松島の奇岩群。画面左から、兜島、筆島、洞窟の鶴島。



乙島の突端にある乙島灯台。


遊覧船は、往復路共にホテル中の島を通過します。

取材時は荒天のためショートコースでの運行でしたが、通常運行であればこれらのシーケンスで写し出される光景を概ね見て回ることができそうです。

放映日
第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」
1972年8月19日

取材日
2018年8月18日

2019年7月11日木曜日

仮面ライダー 和歌山県道46号那智山勝浦線

第72、73話のエンディングカットは、いずれも和歌山県道46号那智山勝浦線で撮影されており、一度に撮影したオートバイの走行シーンを、それぞれのエピソードで使用しているようです。

第72話「吸血モスキラス対二人ライダー」

オートバイは県道46号那智山勝浦線を那智大社側から勝浦湾方面へ向かっています。


作品映像の二人の背後に坂道がある点が取材写真と一致しないのが釈然としませんが、画面右上にある白い建造物を見ると、次の73話の走行シーンと連続しているように思えます。

第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」

一文字の頭上の白い建物が72話に映っている物ものと同じです。


本郷の左手に駐車スペースがあり、現在も同様です。


駐車スペースを通り過ぎると金網のフェンスが現れます。


金網フェンスは那智勝浦町浄水場のもの。


一文字の右手に立派な日本家屋、本郷の左手に浄水場の門柱が確認できます。


浄水場の施設内の建屋、門柱は番組撮影当時と同じ物のようです。


白亜の豪邸。

第72話の走行シーンは別の場所かとも思っているのですが、資料整理中に第73話と地形が連続しているかもしれないことに気づき、今回はこの記事の場所を掲載しました。しかし、いまいちスッキリしません。

放映日
第72話「吸血モスキラス対二人ライダー」
1972年8月12日

第73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」
1972年8月19日

取材日
2018年8月16日