2008年8月31日日曜日

仮面ライダー 札幌市時計台

第23話「空飛ぶ怪人ムササビードル」

第23話では北海道の情景描写に札幌市内の観光名所がいくつか登場します。札幌オリンピックのモニュメントに続いて、画面に映るのが札幌市時計台。正式名称は「旧札幌農学校演武場」で重要文化財に指定されています。



夏休みと称して北海道にやって来た滝たち。画面右に映るビルは札幌市役所。こちらもあまり変わらないようです。

腕時計の時間を合わす3人。
門は全く変わりませんが、中庭の芝生の感じは異なります。門の前で記念撮影をする方が多かったので、あまり落ち着いて撮影できませんでした。


時計台の中は資料館になっています。札幌農学校関連の展示はなかなか興味深い物がありました。

放映日 
1971年9月4日

取材日
2008年8月2日

2008年8月29日金曜日

仮面ライダー 銭函海水浴場

第19話 「怪人カニバブラー北海道に現る

怪電波の発信地へ向かうサイクロン号の走行シーンの撮影は、北海道小樽市の銭函海水浴場だと思います。JR札幌から約20分、JR銭函駅から徒歩10分、石狩湾に面する砂浜の海水浴場です。

ショッカーのアジトへ急行。
水平線の向こうに見える陸地は日和山灯台のある高島岬だと思います。


猛スピードで通過するサイクロン号。
高島岬を特定の目安にしましたが、実際にはかなり広い砂浜で正確な位置は分かりません。


仮面ライダー OP

第18話からのオープニングに砂浜の走行シーンが挿入されています。確証はありませんが、銭函海水浴場の様な気がします。


小樽近辺の海水浴場は殆どが岩場か石の海岸でした。その為バイク走行シーンの撮影には、この砂浜の銭函海岸が選ばれたのではないでしょうか。


放映日
1971年8月7日

取材日
2008年8月4日

2008年8月26日火曜日

仮面ライダー 祝津海岸線 その3

第19話 「怪人カニバブラー北海道に現る
怪人カニバブラーとの最終決戦の撮影も祝津の赤岩海岸です。前回紹介した場所から海岸を5分ほど奥に入った所にある荒々しい岩場です。

カニバブラーとの3度目、最後の激突。
撮影現場は周りと比べると少し開けています。とは言っても足場はかなりの悪さです。


危うし仮面ライダー。
撮影場所を地面から特定するのは難しかったですが、沖合の岩が目印になりました。


仮面ライダーの反撃。
遠景の崖は下赤岩山。斜面に特徴ある岩柱があります。


仮面ライダーの勝利。
下赤岩山のふもとは近年大規模な土砂崩れがあったようです。


祝津展望所から見た赤岩海岸。撮影場所はちょうどこの展望所の真下辺りです。地元の人はここから崖を下って海岸まで降りていました。私もその後について行ったのですが、とても下までは降りられませんでした。遥か遠方にうっすらと見える岬は積丹岬です。

放映日
1971年8月7日

取材日
2008年8月4日

2008年8月25日月曜日

仮面ライダー 祝津海岸線 その2

第19話 「怪人カニバブラー北海道に現る

海底爆弾の秘密を守るために、カニバブラーがダイバーを抹殺する海岸、マリ達が海水浴にくる海岸、そして仮面ライダーと初戦を繰り広げる海岸は、いずれも祝津の赤岩海岸の入り口付近の岩場での撮影です。



この赤岩海岸一帯は巨大な奇岩が連なっています。沖合にひと際目立つこの岩はトド岩と名付けられています。この写真は祝津展望所から撮影しました。


遊泳禁止で落胆するマリとユリ。
二人の背後に見える岩もトド岩です。角度が異なると印象も大分変わります。


何も知らずに泳ぎに来た若者。
現小樽水族館方面から岩場へと向かう下り坂です。


正体を表したカニバブラー。
入り口とは反対側、海岸の奥へと続く崖の風景です。


ショッカーの発信器を発見したFBIの神田さん。
入り口付近の下り坂から続いている崖です。岩肌が概ね一致しますが、神田さんの背後の岩肌は大分崩れているように思えます。


画面右端が入り口の下り坂から続いていた崖の終端です。


崖の終端に身を潜めるカニバブラー。


これまで紹介して来た崖の上での戦いです。崖上には石碑(画面左)があり、山神様がお祀りされていました。そして遠景には高島岬、日和山灯台が見えます。


入り口から岩場を見下ろして撮影しました、それほど広い岩場ではありません。


放映日
1971年8月7日

取材日
2008年8月4日

2008年8月21日木曜日

仮面ライダー 祝津海岸線 その1

第19話 「怪人カニバブラー北海道に現る
第19話の海岸のシーンは北海道小樽市、祝津海岸一帯で撮影されています。祝津海岸と言いましても、広範囲に渡って撮影に使用されている事が分かりましたので、何回かに分けて掲載していきたいと思います。

事件も解決し、海岸に遊びに来た立花レーシングクラブの面々。
石狩湾に突き出す高島岬の小樽とは反対側にある海岸です。高島岬に日和山灯台と鰊御殿が確認でき、現在はその岬のふもとに小樽水族館があります。なのでこの海岸は小樽水族館の敷地内と言う事になり、この一帯は、アザラシ等のいる海獣公園や水遊び場として整備されています。


いよいよカニバブラーとの最終決戦へ。
これからの3枚は1カットです。現在は小樽水族館内の坂道です。


現在の写真に写る一番奥の建物は、アザラシとセイウチ舍です。


高島岬に日和山灯台は確認できますが、鰊御殿は手前の建物で見えません。

現在の小樽水族館は1974年にオープンした新館で、それまでは高島岬の反対側にありました。番組の撮影当時のこの一帯は、ごく普通の海岸だったのだと思われます。


放映日
1971年8月7日

取材日
2008年8月4日

2008年8月19日火曜日

仮面ライダー 札幌管区気象台

第19話 「怪人カニバブラー北海道に現る

札幌管区気象台が第19話では、札幌中央気象台として物語に登場します。札幌市中央区にある為、実際にも札幌中央気象台と呼ばれる事があるのかもしれません。



地震計の破壊を阻止する為に、気象台に駆けつけた一文字。このシーケンスの途中にアップでインサートされる銘板は向かって右の門柱にあり、そこには「札幌管区気象台」と書かれています。門を入ってすぐの所に、新しい棟が増設されています。


時すでに遅く、地震計を破壊し立ち去るカニバブラー。気象台の正面玄関先を見たアングルです。


増設は一部正面玄関にもかかっている為、番組中の様に柱の後ろには入れませんでした。


百葉箱などの観測設備は全てリニューアルされているようです。周辺の住宅は殆ど建て変わっていますが、奥に見える3階建ての集合住宅のような建物は気象台官舎で、カニバブラーの乗った車が立ち去る時に存在が確認できます。


このシーケンスの冒頭は、気象台の正門に面する道路で、北1西17交差点から北2西18交差点を結んでいます。遠くに見える山は藻岩山だと思いますが、ビルが建ち並び殆ど見えません。


気象台正門の道路を挟んで向かい側の光景です。1977年に道立近代美術館が建っています。

第23話「空飛ぶ怪人ムササビードル」

大隅研究所に向かう滝。これも同じく気象台の正門に面する道路です。


気象台は内部見学可能なのですが、この日は先約があり見学できませんでした。しかしながら、外観の見学は快く許可していただけました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


放映日
第19話 「怪人カニバブラー北海道に現る」 1971年8月7日
第23話 「空飛ぶ怪人ムササビードル」   1971年9月4日

取材日
2008年8月8日