いよいよクライマックス、水蒸気の立ちこめる急斜面での息をのむ格闘シーン。劇中で有珠岳と呼ばれていたため、有珠山を歩きまわりましたが、どこで撮影したのか、全く分かりませんでした。
家に帰って改めて自分で撮影した写真と番組映像を見返してみると、昭和新山ではないか?と思う様になりました。




液体燃料を巡っての攻防もいよいよ大詰め。
恐らく昭和新山の中腹の砂地になっている所だと思います。


中腹にある尖った岩場を見下ろして、決死の撮影だと思います。水蒸気の上がっている付近の地面はかなりの高温で90度近くになる事もあるそうです。
劇中のこのカットで下に見える林中に車が通るのが一瞬写ります。その距離感から判断すると、やはり有珠山ではなさそうです。

有珠山の遊歩道。尾根道を片道1時間ほど歩きます。抜群の眺め。

有珠山の銀沼大火口。写真では分かりにくいですが凄いスケールです。
一連の格闘シーンの中にも有珠山頂だと思われるカットもありますが、おそらく展望台近辺に限定しての撮影だと思います。
追記 2008年10月10日
竹書房の「甦れ!仮面ライダー黄金時代1号2号V3」によると、ライダーとムササビードルの戦闘シーンは昭和新山での撮影と言う記事がありました。講談社の「仮面ライダー公式マガジン、ショッカー編」でそれは、有珠山の山腹とありました。また、当ブログの読者の方から当時の撮影場所1977年の噴火により灰に埋まったと言う情報もいただきました。
再調査がかなうまで今回の記事は参考にとどめたいと思います。もし何か情報をお持ちの方がいれば、教えていただければ幸いです。
放映日
1971年9月4日
取材日
2008年8月6日
3 件のコメント:
撮影場所は昭和52年の噴火で灰の下に埋まってしまいましたよ。
haha.
やはり、地形が変わる程の火山活動と言うのは、想像を絶する物がありますね。
昭和52年以前の様子と言うのも調べてみる事にします。
貴重な情報有り難うございました。
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