2016年6月1日水曜日

仮面ライダー 多摩美一丁目

第34話「日本危うし! ガマギラーの侵入」

東映生田スタジオの入り口付近にある造成地でガマギラーとの前哨戦が撮影されています。

住宅の基礎部のようですが、45年近く経った現在でも、竹と雑草に覆われてながらも、そのままの状態で残されていました。この場所を案内していただいた仮面ライダーロケ地大画報、yart先生さんの調査によりますと800万円で売りに出されているようです。お問い合わせ: 0037-633-32897 お問い合わせ番号: 230614


向かって左隣には住宅が建ち、同じようなアングルから見上げることはできません。


ブロックと石垣の二重の構造になっていますが、石垣の上部は植物の侵食によってか、崩れているところがありました。



基礎上部から見下ろす多摩美一丁目の景観。ガマギラーの後ろの山の中には日本女子大学の西生田キャンパスがあります。


手前のコンクリート擁壁は旧1号とサイクロン号の特写に映るもの。今回のロケ地はそのすぐ上部に位置します。


ライダーのしゃがんでいるところは手前のコンクリート擁壁の上部で、番組画像の最上部にその擁壁の一部が確認できます。(取材写真を更新 : 2019年1月21日)


基礎上部へ至る斜面。僕もここから登ってきました。


竹藪の隙間から見下ろすと、おなじみの撮影スポットの数々が一望できます。また、この場所は以前、間違った場所を掲載しており、今回ようやく訂正することができました。ご指摘、ご案内、誠にありがとうございました。


放映日
1971年11月20日
日本危うし! ガマギラーの侵入

取材日
2016年5月3日
2016年11月26日(取材写真を更新 : 2019年1月21日)

2016年5月22日日曜日

仮面ライダー 東映生田スタジオ

当ブログの匿名の読者様から、仮面ライダーの制作が行われていた「東映生田スタジオ」が、1991〜1992年頃に「CALスタジオ」として運営されていた頃、現地を訪れて撮影なされたという貴重な写真をお分けしていただきました。その写真には現在では撤去されている各ステージの建物や周辺の様子が色も鮮やかに収められており、まさに至宝とも言える内容でした。今回はそのお譲り頂いた写真を持って、改めて現地に赴きました。


この施設の正式名称は細山スタジオ。そこを仮面ライダーの撮影のために東映が借り上げ、透明ドリちゃんを最後に1978年に撤収するまでが、いわゆる「東映生田スタジオ」で、その後、映画制作会社のC.A.Lが「CALスタジオ」として管理、運営を行いましたが1995年2月をもって撤収。同時に細山スタジオ自体も取り壊され、現在に至るようです。


今回の投稿では、左の写真がお譲りいただいた1991〜1992年頃の写真で、右がこの5月に取材した写真になります。


スタジオに敷地内で最も下手、現在駐車場になっているところに建っている「A」と書かれた建物が「CALスタジオ」ではAステージでしたが、「東映生田スタジオ」では第2ステージと呼ばれていました。このように管理時期によって施設名称が異なるようです。



先ほどの写真より上手から切り返しての撮影です。左手前が「東映生田スタジオ」期には第1ステージと呼ばれていた建物です。2016年現在ではスタジオ関連の施設は何も残されてはいませんが、電柱は同じ場所に傾きもそのままに健在です。


お送り頂いた写真の中に第1ステージ(CALではBスタジオ)に組まれていたものだと思われるセットの写真がありました。1991〜1992年頃のCALスタジオでは時代劇を始めCMなどの制作が行われていたようで、このセットはそれらの撮影に使用されていた物ではないでしょうか。


宇宙船別冊仮面ライダー怪人大画報より引用。


第1、第2ステージの間に位置する、階段のある二階建てのプレハブはCALスタジオ期には「俳優館」と呼ばれていたようです。

第39話 怪人狼男の殺人大パーティー

このプレハブは第39話で狼男実験体との夜間の戦闘場面で使用されていました。1991〜1992年頃の写真と比較すると建具は異なりますが、他の部材を見ると建物自体は同じものだとわかります。



プレハブと道路を挟んで反対側に電柱があり、電柱のさらに奥の斜面には仮面ライダーと蜘蛛男が対当するスチール写真でおなじみの階段があります。そこを登ると多摩美2丁目です。狼男実験体が立っているのはこの階段なのか、単なる斜面のところなのかは定かではありません。


今回の訪問では階段が補強されており、斜面の補強は多摩美公園に至るまで広範囲に行われていました。


「俳優館」のプレハブを背に下手側を見た写真にです。この階段がある建物は第2ステージに1982年6月25日~7月31日までに行われた改修工事時に改修されたものでVTR調整室、シャワールーム、給湯室などが設置されていたそうです。詳しくは、この記事を書くにあたって多大な助言をいただいたhide様からいただいたコメントをご覧くださいませ。


宇宙船別冊仮面ライダー怪人大画報より引用。
電柱の配列は2016年現在も変わりがないように思います。


第2ステージよりさらに下手にあったと思われるトタンの建物はエキスプロの倉庫だったそうです。倉庫はすでにありませんが、側溝と隣の建物が往時を偲ばせます。


スタジオに敷地内で最も奥にあった第3ステージ。昭和49年(1974年)に建てられたものだそうです。

第3ステージをさらに奥に進むと多摩美公園になります。以前は多摩美児童公園と呼ばれていましたが、今回の訪問では名称だけでなく、そこへ至る通路も舗装されており、遊具もリニューアルされていました。


とはいえ、依然豊かな自然に囲まれた静かな公園にあることには変わりありません。

お送りしていただいた写真を見ているとやはりスタジオ施設が残されている時期に訪れてみたかったと強く思いました。その反面、スタジオが撤去された現在でも、仮面ライダーを制作していた場所であることが今も変わらず感じられ、この辺りは時間がゆっくり流れているのではないかという錯覚にとらわれます。このなかなか心地のよい感覚がいつまでも残ることを願ってやみません。

匿名さま
今回は貴重な写真を提供してくださいましてありがとうございました。これまでの取材の中でも特別な物になりました。

また記事にまとめるにあたり数々の助言をいただきました方々にもお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

取材日
1991〜1992年5月頃(匿名さま取材)
2016年5月3日

参考文献
宇宙船別冊仮面ライダー怪人大画報
2007年12月18日発行 ホビージャパン

テレビマガジンヒーローグラフィックライブラリー② 仮面ライダー
1995年6月20日発行 講談社

2015年11月2日月曜日

仮面ライダー 東京都市大学原子力研究所

第51話 「石怪人ユニコルノス対ダブルライダーキック」

大下宇宙科学研究所の外観の撮影に使用されている円形の建物は東京都市大学(旧・武蔵工業大学)原子力研究所です。2008年に取材に行った際は丁寧にお断りされたのですが、今回は年に一度のオープンラボに参加し念願が叶いました。

〒215-0013 神奈川県川崎市麻生区王禅寺971番地 TEL. 044-966-6131


広大な敷地の中央に研究所施設があります。


研究所に迫るユニコルノスの影が映るコンクリート璧は、壁ではなく畜霊碑でした。


畜霊碑は敷地の隅に供えられていました。


建物の丸い部分の中心に原子炉があり、原子炉を円形に取り囲むように研究室が配置されています。


ユニコルノスと戦闘員が立っているところは研究室の屋根の上です。


一文字の背後の建物は原子炉から西へ伸びている棟です。


一文字の手前にあるコンクリートの基礎のようなものも現存。


窓枠はアルミサッシになっています。


仮面ライダー登場。ここも研究室の屋根の上です。


外装や塗装は新しくなっており、配管もずいぶん増えているようです。煙突のようなものはありません。


両者が飛び降りた所は施設の正面玄関の真上です。


仮面ライダーとユニコルノスは西側の棟の上で対当。


建物の正面に当たる南側のみ赤煉瓦になっています。


現在、施設周辺にはフェンスがあります。


エアコンの室外機が備え付けられています。昔は扇風機とストーブだったのでしょう。

原子炉内部の見学にも参加しましたが、やはり入室に関しては厳重な手続きや検査があり、手荷物もすべて預けるとのことだったので、撮影はしませんでした。見学後に職員の方に話を伺うと原子炉内の撮影自体は問題ないですよ、とのことだったのでまた来年参加したいと思っています。ついでに、昔ここで特撮番組の撮影があったんですよという話もしたのですが、昔は大らかだったんですね、と持参したプリント見て笑ってらっしゃいました。

また、現在は廃炉措置の第二段階で、近い将来、第三段階では全設備の解体撤去と放射性廃棄物の処分の予定だそうです。

原子力研究所の一般公開イベント「王禅寺オープン・ラボ」

放映日
1972年3月18日

取材日
2015年9月5日