2011年10月9日日曜日

仮面ライダーX 駒沢給水所

劇場版 『五人ライダー対キングダーク』(1974年7月25日公開)

『五人ライダー対キングダーク』の最終決戦の舞台となった、GODのアジト「奇岩城」は、世田谷区弦巻2丁目41番にある駒沢配水所で撮影されています。

二つの配水塔は高さ約30m。その威容から、悪者の秘密基地とした扱われる事が多いようです。




決戦シーケンスの冒頭、スパイ蝙蝠を追うクルーザーは、「第1配給ポンプ所」の下側にある通路から「第1号配水塔」へ。


手前が「第1号配水塔」、奥に見えるのが「第2号配水塔」です。


ライダーマンの戦闘場面も「第1号配水塔」での撮影です。


コウモリフランケンの構えている所は「第2号配水塔」の登頂部。トラス橋の支柱に階段が設けられているのは「第2号配水塔」側です。


撮影当時は電飾の装飾球がありません。紫色の装飾球は直径53cm厚さ2mmのガラス製で、2002〜3年に復元を試みた際、同じ素材だと一個300万円位かかると言う事で、現在はポリカーボネイト製だとのこと。破損を免れた昔の装飾球は弦巻区民センターに文化財として展示されているそうです。復元も終わり年に何度か点灯するそうですが、それも一度見てみたい物です。


再生怪人軍団登場。


駆けつけた4人ライダー。こちらも「第2号配水塔」の登頂部。


登頂中央部にもドーム状の東屋のような物があり、周りの12個の装飾球と相まって王冠の様な印象を作り上げています。


アクションシーンの撮影は、二つの配水塔の間の広場が絶好の撮影ポイントになっています。(2008年07月5日)


奥に見えるのは「第2号配水塔」の階段です。よく見えませんが通路奥には弁室があり、それも健在です。


トラス橋の下から所内の通路側を見ると丸太が置かれています。資材(廃材?)置き場はこの辺と定められているのかもしれません。


二つの配水塔の間の廃材置き場(2004年9月11日)


前述しましたが、支柱に階段が設けられているのは「第2号配水塔」側です。階段のある側の支柱には、(おそらく)落下防止用の鉄筋が付け足されています。

仮面ライダーX 第7話  恐怖の天才人間計画! (1974年3月30日放映 )

二つの配水塔の間から、配水所外の方をみると赤い屋根の家が健在でした。


見学会を始まった当初はトラス橋に登る機会もあったそうですが、現在は行っていないとの事。


昔の手摺はそのままですが、少し高くなる様に増築されています。


今回も少しくらいは登れるのでないか?と、淡い期待を抱いていましたが、安全性を考慮しての事なので仕方ありません。

年に一度の駒沢給水塔風景資産保存会による見学会に参加しました。ロケ地巡りを初めてからこれまでの数年間、見学会との日程が会わず、念願の見学会参加となりました。来年も日程が会えば参加したいと思います。


第7話 「恐怖の天才人間計画」
1974年3月30日

劇場版 『五人ライダー対キングダーク』
1974年7月25日公開

取材日
2008年09月11日
2008年07月5日
2011年10月11日

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